宇宙・航空・医療・産業デザインなど多くの分野において幅広く3Dプリンターが活用され、試作品だけに留まらず最終製品を直接造形することも可能にする新たなカタチのモノづくりです。
パシフィック・リーグ優勝トロフィー / Throne(g/p_pyramid)
2018年の夏、実に67年ぶりのリニューアルとなったパ・リーグの優勝トロフィー。
「パシフィックオーシャンの煌めく光や波飛沫(なみしぶき)」をイメージした唯一無二のデザインで、彫刻家の『名和晃平』さんプロデュースで制作されました。安田製作所では3Dプリント技術で造形協力をさせていただきました。
もう一方は東京、GINZA SIXに展示された『Throne(g/p_pyramid)』。
同じく名和晃平さんのデザインで、大変細やかで流れるような美しさが目を引く作品です。弊社は3Dプリント技術でで造形協力をさせていただきました。
「3Dプリントがアート分野にどの程度貢献できるのか」という大きな課題に対して、この2つの作品が答えを示してくださったように感じます。
スポーツ義足 東京大学・山中俊治研究室
東京大学・山中俊治研究所に所属する研究員の方からスポーツ義足用ソケットに関するお話を伺いました。
山中研究室はオーダーメイドであるスポーツ義足をより美しく、快適に、称賛されるものへ、という想いを持って活動されていて、その中で「塗装部分の軽量化」を模索されているとのお話伺いました。
弊社では3Dプリントされた製品への塗装技術について日々改良を重ねており、この大変意義のあるプロジェクトの力になれれば、と協力させていただきました。
長引くコロナウイルス蔓延の影響で様々なスポーツ競技が縮小を余儀なくされている昨今。努力を続けるアスリートの方々が、この義足と共にトラックを駆け抜ける日を心待ちにしています。
データ提供:東京大学生産技術研究所 山中研究室
オンラインRPG「マビノギ」パンくん ランプシェード
ほのぼの生活系オンラインRPG「マビノギ」のクラウドファンディングとTwitterキャンペーンのために制作したランプシェード。
人気キャラクター「パンくん」の形をしているだけでも目を引く作品ですが、実は設計段階でとても繊細な作業が行われています。元々パンくんの毛は黒・顔は白のデザインになっていることから、ランプが点いて素材が透過した際に顔の部分が明るく見えるよう、各所の厚みを調整しています。
根強いファンを持つ作品をモチーフにすることは、ある意味とても難易度が高いです。その作品を愛する皆さんに喜んでいただくために押さえるべきポイントはどこかを考えながら、心を込めて制作しています。